当事務所の代表が日々感じること等を載せております。
関与先の皆様、令和7年が明けて3カ月が経過しました。税理士事務所の特性として前年12月~翌年5月までは超繁忙期となります。その理由は、12月は年末調整業務、1月は法定調書などの業務があり、2月~3月は個人の確定申告業務があります。また、3月決算の法人が多く、その申告書作成業務で5月が忙しい月となります。毎年、超繁忙期が終わって一息つくと、すぐにお盆が来てしまったという感覚になります。お盆から年末までは期間が短く、よってあっという間に1年が過ぎてしまい、私は1歳年齢が高くなります。そういった訳で、年齢を重ねるスピードに戸惑っているこの頃です。
さて、今回はマイナンバーの事が載っております。私はマイナ保険証は昨年から使っていますが、病院によって、必ず使用を要求されるところと、そうでないところがあります。運転免許証と一本化が進めば、更に普及率が高くなると思います。政府が自信を持って推進していくことが大切であり、半強制的にでも導入を進め保険証や免許証、医療費控除、年末調整、確定申告などと連動して活用出来るようになれば、非常に便利になると思います。そうなると国民の理解も得られるのではないでしょうか。
TKCの会計ソフト(FX2クラウドシステム等)を導入している約32万社の企業に対し、「戦略経営者」という情報誌が配付されておりますが、皆さんご存じでしょうか。毎月、事業の発展に有意義な情報が掲載されておりますので、是非読んでみてください。
ところで、裏面に今年の3月号に私の関与先の共和技研㈱が掲載されましたので紹介しております。エアー式ピッチングマシン(空気を使ってボールを発射する)は、いくつかの発明表彰を受けており、野球だけでなくテニスの球出しに応用するなど、今後の発展が期待できます。
田中完二社長からは、当事務所の関与になったことで、「自ら経理ソフトに入力するようになり、毎月監査に来てもらえることで正確な業績も把握することが出来ています。」とありがたい言葉をいただきました。当事務所では、原則経理処理は企業自身で行う方式(=自計化)を取っております。
今回の戦略経営者への掲載を励みとして、関与先のために何が出来るか考えながら支援させていただきます。よろしくお願いします。
令和3年7月1日、川原孝行税理士事務所は組織変更し「税理士法人ちくしの未来会計」として新しくスタートを切りました。平成19年9月1日に、筑紫野市原田で事務所を開設して今年で15年目を迎えることとなりました。関与先の皆様には、これまで様々な面で大変お世話になってきました。深く感謝申し上げます。
当法人の基本理念は、「感謝・心・貢献」です。
また、TKCの社是でもあります「自利利他」の精神も大切にしております。自利利他という意味は、会計人は関与先、社会、職員のために精進努力の生活に徹すること、それがそのまま自利、すなわち本当の自分の喜びであり、幸福なのだ、ということであります。
この度、税理士法人化に伴い新たに社員税理士1名が加わったことで、皆様により質の高いサービスを継続して提供できるような体制になりました。今後も、自利利他の精神で、社会の急激な変化にも対応出来るよう、職員一丸となって頑張っていきます。よろしくお願いします。
ところで、「かわはら版」を初めて発行したのは平成21年10月です。原則2カ月に1回発行し今回で64号となりました。法人化後も引き続き発行していきますので、今後もご愛読よろしくお願いします。これからも、関与先の経営にお役に立つもの、元気が出るもの、ほのぼのとしたもの等々、様々な情報を発信していきたいと思います。
最後に、法人の事務所は、平成29年8月末に自宅横に移転し現在に至っております。住宅街にありますので、お近くにお越しの際には、遠慮なくお立ち寄りください。お待ちしております。
12月といえば、事業者の方は年末調整事務が入ってくるなど、何かと忙しい日々を過ごしていることと存じます。飲み過ぎないように気を付けて、元気で新年を迎えたいものです。
ところで、事務所では毎月月刊誌「致知」を利用し、「木鶏会」という読書感想の発表会みたいなものを実施しております。これは、元々致知出版で勧めている「人を育てるための勉強会」みたいなものです。
11月は、目先を変えて全員でDVD「日本のこころの教育」を鑑賞しました。このDVDは、講師は境野勝悟氏で、青森県の麗澤瑞浪高校で行われた講演会を収録したものです。その内容は、①「今日は・さよなら」の意味は、②国旗「日の丸」とは、③「父(トト)・母(カカ)」のこと、④生徒の質問を受けて「君が代」の「君」とは誰を指しているのか、といったことについて講演したものです。具体的な内容は、致知出版から同名の本が出ていますので、ぜひ購入して読んでいただければと思います。
①~③の根本には、日本人は昔から「太陽」の恵みに感謝し、太陽のように丸く、明るく、元気に、豊かに生きていく、という民族であったことがあります。私も、子供の頃は親や近所の方から「悪いことをすると天道様が見ているよ。」と言われた記憶があります。この頃はあまり聞ききませんが、我々大人も子供に対しそういった発言はしていないように思います。しかし、今回の講演を聞いてみて、この言葉は大人子供に限らず重要な意味をもった言葉であったのだ、と感じました。
④の「君」は誰を指しているのか、については、入学式や卒業式で君が代を歌わない学校があると聞きますが、それは「天皇陛下を指しているからだ」として歌わないのであれば、それは間違って「君」を捉えていることになる、ということでした。私たち日本人のこころの原点は、常に「太陽からエネルギーをもらって生きているのだ。」ということにあったことが分かりました。
朝夕は随分涼しくなってきましたが、皆様にはお変わりありませんか。昔から、お盆を過ぎると暑さも和らぐ、と聞きますが、地球温暖化の影響からか、中々涼しくならないような感じがします。
9月4日(日)に、筑紫野市の大丸別荘で事務所開設10周年パーティーを開催することができました。これも、職員はじめ関与先の皆様方など、多くの方に支えられてきたお蔭だと心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
パーティー開催前には、台風12号が九州に接近しているため開催するかどうかかなり迷いましたが、講演予定の宮田様から、「前泊してもいいですよ。」との申し出があり、思い切って決行することにしました。結果的には、台風の影響はほとんどなかったのですが、今考えてもあのような状況の中で実施出来たのは奇跡に近いものでした。
宮田様の講演では、「中今を生きる」という言葉をいただきましたが、その意味を簡単に説明すれば、人間は永久に続いている命の繋がりの中の「今」を生きている、別な言葉では過去から現在、現在から未来に繋ぐ「命のリレー」ということです。したがって、私たちは、毎日毎日を大切にして生きていき、後世に引き継がないといけない、ということになります。
当事務所も、平成19年9月に開設し今年で10年目に入りました。関与先に安心してもらうためには事務所がこれからも続いていく必要があります。その意味では、事務所も「中今を生きている」ことになります。
世界では、IT(情報技術)やAI(人工知能)の進歩が目覚ましく、その中で企業はもちろん税理士事務所も生き残っていかねばなりません。そのためには、確固たる意志を持ちながら、戦略を立て、新しいことに挑戦し、勉強し続けることが必要と思います。
当事務所も頑張ります。共に発展していきましょう。
これまで事務所は、基本理念として「感謝」「心」「貢献」を掲げて事業を展開してきましたが、より発展していくために、基本行動10箇条を制定しました。
私は「六中観」という言葉が座右の銘といえます。「死中活有・苦中楽有・忙中閑有・壺中天有・腹中書有・意中人有」という言葉です。この言葉は、多くの政財界人を指導した陽明学・漢学者の安岡正篤先生が作られた(集めた?)言葉であります。
意味を簡単に説明します。
「死中活有」
・・どうにもこうにも動きがとれなくなったところに、はじめて本当に活きる道が見出せるということです。死んだ気になって腹をくくればどうにかなる、とも言えます。
「苦中楽有」
・・苦とか楽というものは相対的なものだ。苦の中に楽があり、楽の中に苦があるというところです。
「忙中閑有」
・・これはよく知られている言葉ですが、忙の中の閑でないと本物ではないと言えます。
「壺中天有」
・・この言葉は耳慣れないかもしれません。これは別天地とか別世界とも言われておりますが、「後漢書」に出ている故事だそうで、俗世間に生きていても、その中に自分だけの世界、別世界を持つことが大切である。また、それを求めていくことが大切であるということです。
「腹中書有」
・・腹の中に書があるように、信念・哲学を持って行動していくことが大切である。「座右の書」があるかともいえます。
「意中人有」
・・これは、意中の人がいるか、ということではなく、事業を起こす際や人事を行う場合などに、いつもこれぞという人を持っている必要があるということです。
私は、現在税理士として独立してまだあまり経っておりませんが、中小企業の皆様のお役に立つこと、地域社会に貢献することを目指し、もっか事務所の能力向上に努めております。
どうか、皆様もこんな厳しい経済状況ではありますが、「死中活有」でやっていっていただきたいと願っております。